天照大神とは?(天照大御神・アマテラス)

天照大神とは?(天照大御神・アマテラス)

天照大神とは、「アマテラスオオミカミ」と読み、「天照大御神」とも書きます。天照大神とは、次のような神様です。

  • 太陽の女神
  • 総氏神(そううじがみ)
  • 皇室の氏神

天照大神とは、太陽の女神で、文字通り「天に照り輝く太陽」を意味します。日本は、古くから太陽を「日の神」として祀ってきており、太陽は地球上の生命にとって絶対に必要なものです。そのため、古代の日本人は、天照大神を「日の神」として祀り、日本民族の祖神として信仰してきました。

また、天照大神とは、総氏神とも呼ばれており、日本の八百万の神々の中でもトップクラスの神様です。日本神話の中では、神々の住む高天原(たまがはら)を支配し、稲作・養蚕・織物などを行い、最高司令神として、八百万の神々を統治しています。

さらに、天照大神は、皇室の祖神である皇祖神(こうそしん)とされています。古代より日本では、先祖の霊が子孫を守護し繁栄させるという「祖霊信仰」の概念があり、天照大神は祖霊信仰の原点と考えられているため、皇室の皇祖神となっています。

天照大神の日本神話における誕生した経緯や逸話

天照大御神は、日本神話の中では、次のようにして誕生しました。

  1. イザナギが、宮城県の日向(ひむか)の阿波岐原(あわきはら)の海で、禊(みそぎ)をした
  2. 禊をして、左の目を洗ったときに、天照大神が生まれた

また、日本神話での天照大御神の逸話として最も有名な話は、天照大御神の太陽神としての性格もよく表している「天野岩神話(あまのいわと神話)」です。「天岩戸神話」は、「天岩戸隠れ」とも呼ばれる、次のような神話です。

  1. 天照大神は、弟であるスサノオの乱暴狼藉を恐れ、天の岩戸に身を隠した
  2. 世界は闇となり、悪霊が騒ぎ、災厄が蔓延した
  3. 天照大神を慰めるために、八百万の神が天の岩戸の外で祭りを行った
  4. 祭りに誘われて、天照大神は天の岩戸の外に誘い出された
  5. 天照大神が天の岩戸の外に出ると、世界は再び光に満ち溢れた

「天岩戸隠れ」は、「死と再生」の儀式を象徴しているとも言われており、太陽による穀物の豊かな実りを願う、農耕儀礼を表現しています。

天照大神を祀った神社とご利益

天照大神を主祭神として祀った神社は、特に次のように呼ばれたりもします。

  • 神明神社(しんめいじんじゃ)
  • 神明社(しんめいしゃ)
  • 皇大神社(こうたいじんじゃ)
  • 皇太神社(こうたいじんじゃ)
  • 天祖神社(てんそじんじゃ)

天照大神は、三重県にある伊勢神宮の内宮(ないぐう)の神霊で、別名「お伊勢さま」とも呼ばれています。また、特に天照大神を分祀する神社を「神明社」と呼び、親しみを込めて「神明さま」と呼ばれることもあります。全国の神明社・皇太神社は、全国で1万8000社あると言われており、その中でも特に有名な、天照大神を主祭神として祀る神社や、天照大神に関連のある神社には、次のようなものがあります。

  • 伊勢神宮の内宮:三重県伊勢市
  • 熱田神宮:愛知県名古屋市熱田区
  • 皇大神社:京都府福知山市。元伊勢内宮。
  • 金鑚神社(かなさな神社):埼玉県本庄市
  • 日御碕神社(ひのみさき神社):鳥取県出雲市
  • 上川神社:北海道旭川市

関西で有名な神社なら、元伊勢内宮でもある京都の皇太神社がおすすめです。また、関東で有名な神社なら、埼玉の金鑚神社がおすすめです。また、日御碕神社は、出雲大社から車で行ける距離にあるため、出雲大社を参拝する前に日御碕神社に寄り、禊してから行くのもおすすめです。また、日御碕神社は、西にあるため「日本の夜を守る神社」とも言われており、東にあり「日本の昼を守る神社」でもある伊勢神宮と、対として見られることもあります。

なお、天照大神のご利益は、あらゆる困難や障害を乗り越え、打ち勝つ勇気や意欲を高め、生きる力をあたえてくれます。そのため、一般的には万能の神とされています。しかし、特に天照大御神のご利益は、受験や新しい仕事に取り組むときに、霊的なパワーを大いに与えてくれます。

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